世界のお茶
世界のお茶
日本のお茶
世界のお茶
「お茶」とひとことでいっても、大きく分けて緑茶、烏龍茶、紅茶の3種類があり、世界中で親しまれている飲み物です。なかでも世界でもっとも消費されているのは「紅茶」で、インドやケニアなど熱帯・亜熱帯地域を中心とした世界30カ国以上で生産され、お茶の全生産量の8割を占めています。一方、国別生産量では中国が消費量ともに1位です。
お茶の種類
世界には「お茶」と呼ばれるものがいろいろありますが、日本茶も紅茶も烏龍茶も、実は同じお茶の樹からできています。
生葉を摘んですぐに加熱し、酵素の働きを止める「不発酵茶」、酵素を少し働かせてから加熱して酵素の働きを止める「半発酵茶」、酵素を最大限に働かせてから加熱して酵素の働きを止める「発酵茶」の3種類があり、「不発酵茶」は緑茶、「半発酵茶」は烏龍茶、「発酵茶」は紅茶が該当します。不発酵茶には生葉を「蒸気で蒸す製法」と「釜で炒る製法」がありますが、日本茶(煎茶・玉露・かぶせ茶・抹茶 等)は前者により、中国茶(中国緑茶)は後者により作られます。
世界のお茶
日本のお茶
日本茶にはさまざまな種類があり、生産されているほとんどが「緑茶」です。お茶の生産量の3分の2を占める、日本茶の代表ともいえるお茶は「煎茶」で、茶の湯の主役である「抹茶」(原料はてん茶)のほか、最高級のお茶といわれる「玉露」や、香ばしい香りの「ほうじ茶」や「玄米茶」など、栽培方法、摘採時期、製造工程により、さまざまな種類のお茶があります。